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70、第7回「にっぽんの宝物グランプリ」高知大会 (平成30年11月4日)

 全国各地で、地域を新商品開発で盛り上げようと、「にっぽんの宝物グランプリ」の開催が広まってきている。 高知県は早くから取り組み、今年で第7回を迎える。 今年も、高知市雇用創出促進協議会が主催し、5月から11月2日の大会前日まで、8回のセミナー、数回の専門講師による商品開発に必要な講習等が開かれた。 大会前日には、本番さながらのプレゼン力向上セミナーが株式会社アクティブラーニングの羽根拓也氏によって開催され、最後のブラッシュアップの機会も設けられた。
 今年のエントリーは、調理部門5グループ、新体験部門4グループ、スイーツ部門4グループと13グループになった。 これは今までで最高のエントリー数である。 いずれも、それなりに磨かれた商品がそろった。
 調理部門の出品は、①「四万十ポークひと口ステーキ」高知県産純米大吟醸酒粕をふんだんに使った贅沢な肉味噌、御飯だけでなく、お酒との相性も抜群との触れ込み。 ②「大豊(山間部)ブルーベリーワイン」とイノシシのテリーヌ」。 ③「鹿肉のパテ」のマリアージュ。生節と宗田節の「土佐ぶしみそ」。 ④仲間であるカフェを経営するE氏の「佐あかうし燻製&ソーセージ」。 ⑤私どものエントリー「もろみ糀(こうじ)ネギ味噌」。
 この5グループが順番に、1分間あらかじめ用意してあるパワーポイントをスクリーンに映し出し、プレゼンターが舞台に上がり、短い2分間で自己紹介や開発の経緯や商品説明を行う。 その後、7名の審査員に試食してもらいながら、商品に関して質疑応答となり、商品に関して審査員の感想を述べてもらう。 最後は、15秒でプレゼンターがアピールポイントを述べ、終了となる。ポイントはいかに審査員に商品力と熱意が伝わるかである。
 私ども株式会社土佐龍馬の里が推進役として、今後も中心になり、開発された商品を販売することになる。 今回は、四万十町で150年続く井上糀店からもろみ糀と米麹を供給していただいた。 各種の商品を製造販売しているM社にお願いして、糀と私どもが持ち込む青ネギを乾燥してもらい、乾燥したもろみ糀とコメ糀を一定量ビンに入れて、購入者が醤油とミリンをお好みで加えてもらうと、2週間後においしいもろみ糀味噌ができるようにキットとして販売する。 後は、ベストな味の「もろみ糀ネギ味噌」の販売と手軽に使えるチューブ入りの商品も製造しようと、短時間であったが丁寧に説明した。
 試食は輪島塗のお盆の上に小皿に味噌を入れ、大皿の方には、小さなおにぎり、きゅうりのスティック、薄切りの牛肉と白ネギを少量いためて、それらに味噌を付けながら味わってもらった。 さらにはビンに入れたキットに、その場で醤油とミリンを用意して、審査中にマイ味噌を造ってもらった。 公表に関しては、おいしいとかなり高い評価をしていただいたように感じた。
 新体験部門とスイーツ部門も同じように、それぞれのプレゼンが行われた。 審査の発表はそれぞれの部門で、グランプリ、準グランプリ、審査員特別賞等が用意されていた。
 我々の審査結果は審査員特別賞とのことで、強豪ぞろいの中で、グランプリは取れなかったが、そこそこ満足できる評価と感じた。 今後は開発した商品の販売展開と、来年に向けての新商品開発に関しても、コラボ先とアイデアを絞り込みながら挑戦を続けたいと考えている。

2018年11月04日

69、喜寿を迎えて (平成30年10月26日)

 筆者は今年10月で77歳(喜寿)になった。 主治医には血圧と血糖値を心配され、血圧を下げる薬を朝食後一錠飲むようにいわれ、かなり前から飲んでいる。 それ以外は、長女(外科医)にいわれ、健康補助食品「コエンザイムQ10」を一錠毎朝飲む程度で、自分ではいたって健康と自負している。 若い方々と一緒に食事をして、よく食べるとビックリされるケースもある。 朝食などは、20歳の息子よりも食べる量は多いと感じる。 食べ過ぎのことが、血圧や血糖値が高い原因かもしれない。

 高知での滞在が長くなり、車社会で歩くことも少なくなり、できるだけ運動するように心がけている。 小中高時代にはバレーボールや登山、大学では空手、元々運動好きなので、現在もテニスは継続してプレーしている。 週2回、夜間に若い方々と中学校のコートで、後は地元のシニアのクラブ(100名以上のメンバー)のテニスが月一あり参加もしている。 また最近高知へUターンされたN氏と、時々彼が通っているクラブでやる機会がある。 常時プレーされているシニアの方々は、大変動きも良く、上手な方が多いと感じている。 様々な年齢の方々とテニスをすることで、自分を含め、その動きは大なり小なり、年齢とともに体の柔軟性やジャンプ力に違いが出てくることは、間違いないようである。
 自分ではまだまだ若いつもりでいるが、実際に若い方々からどのように思われているか、自分では分からない。 若い上手なテニスプレーヤーが時々、サーブを緩く打ってきたり、ちょっとした私のうまくいったプレーに関して、大声でナイス・プレーと言ってくれたりすると、私を年寄り扱いしているのではと感じるときがある。 自分では日頃余り意識していないが、若い方々と接する機会には、何かと遠慮がちな私を感じるときもある。 皆が年寄りに遠慮することに対して、控えめにしている方がよいのではと感じるからだろうか。 間違いなく、年を取るごとに老化していることは間違いないし、いつまでも老化しないということはあり得ないわけである。

 医療の進歩によって、日本人の平均余命は伸びているらしいが、健康寿命は余り延びていないようである。 やはり私もできるだけ健康で長生きし、寿命が来たときは“ころりと”いきたいものである。
 最近同年代の友人等が、体のあちこちで具合が悪くなり、病院のお世話になっている方々が増えてきた。 それぞれ、持病やケガが原因だが、老化現象で転びやすくなったりして、思わぬケガで病院に担ぎ込まれる方もいる。 それぞれ注意しているつもりでも、四六時中、最善の行動をすることはできない。 やはり、それなりに自覚して、年齢による老化を自覚しながら、健康で明るく生き抜くことが大切と感じる。
 77歳を家族や知り合いが祝ってくれて、大変有り難いことである。 できるだけ皆様の厚意を無にしないように、これからも、老化を自覚しながら、それなりに健康で楽しく暮らしていきたいと考えている。 健康で生き生きていることを感謝しながら、今後も楽しく愉快に生きていくつもりである。

2018年10月26日

68、木材の宝庫・高知県 (平成30年10月21日)

 高知県は面積の84%を森林が占め、森林率は日本一である。 杉やヒノキの森林資源が豊富に蓄積されている。 森林は根で土を支え、土砂崩れを防ぎ、水を蓄え、また野生動物の住みかとして、さらには暮らしに必要な木材の供給など、様々な機能を有している。 山で蓄えられた養分や微生物が、川に流れ込み、海の生物に必要な養分も供給する重要な役割がある。
  全長196キロメートルを雄大に流れる「最後の清流」四万十川も、流域の豊富な森林により育まれている。特に、四万十地域はヒノキ林が豊富にあり、昔から住宅や神社仏閣用などの建築用材として利用価値が高く、木肌が淡紅色で、美しく油脂分を多く含み、色つやも良いことから、高い評価を得ているようだ。
 四万十川流域の4市町村(四万十市、四万十町、中土佐町、三原村)は一丸となって、間伐など森林整備を推進し、立派なヒノキ林を育成している。
 日本は木をあつかう文化の国である。 現代に生きる我々は、この国に息づいてきた文化を、時代に合う形に進化させ、次世代につないでいくだけの工夫が必要といえるであろう。
 少子高齢化の先進国ともいわれる高知県は、ともすると、この豊富な資源を活用できない状況に、追い詰められているかもしれない。 関係者が後継者の育成や訓練に、真剣に取り組まなければならない状況のようである。 若者に限らず、シニアの方々でも、森林に関心のある方々に、現状と今後の取組や、新たな木材産業の開発等を広報し、関心を持ってもらうべく、多くの取組を推進している。
 10月には、高知市の中央公園で「もくもくエコランド2018」が、週末の二日間にわたり開催された。 木材の加工業者や林業に携わる多くの企業や団体が参加した。 また、高等技術専門学校を紹介し、若者に林業を紹介し、関心を喚起すべく、森林環境学習フェア等が開催された。
 ステージイベントとしては、木の文化賞の表彰式や、森の検定など、盛りだくさんなプログラムが組まれていた。 それらの中には、森林機械の展示・実演、森林環境学習ブース、小規模屋根構造の組み立て実演、子供向けには、キッズ絵画コンクール、木のおもちゃコーナー等、盛りだくさんの内容である。

 私は友人に誘われて、来場の皆様に味わっていただくため、フードマーケットの一角で、焼きそばを作り、販売させていただいた。 高知県はイベント好きで、最近は何かとよく借りだされる。 最近では、高知城、競輪場などに出向いている。 何かと準備は大変だが、当日の来場者に「おいしい」と喜んでいただくのと、会話を交わすのが楽しみである。
 私が最近作る「焼きそば」は、そばと四万十地域のおいしい豚肉の角切りを取り寄せ、ポイントは、自前で栽培している青ネギをたっぷり使い、味付けは塩コショウと、弊社が販売している「にんにくやきにく極みたれ」である。 これは2年前の高知市のコラボグランプリで敢闘賞をもらったレシピである。
 今後も、木材資源の大切さも忘れずに、できるだけ多くのイベントに参加して、多くの方々との触れ合いを大切にしたいと考えている。

2018年10月21日

67、新高梨 (平成30年10月5日)

 平素から親しくさせていただいている、田野町でトマト等の生産・販売をされているY氏から、新高梨の生産者の所へ、一緒に出掛けようというので、高知駅で待ち合わせて、出向くことにした。 この時期になると、高知でも各地からの梨が店頭に並びだす。 Y氏は、新高梨を仕入れて、首都圏へ販売するのと、地元の道の駅で販売することを目的に、知り合いの生産者K農園へ出かけるという。
 向かう先は、高知市朝倉針木という地域で、高知市が一望できる小高い山の上に梨園が幾つもあり、針木梨組合を組織している。 水はけの良い急な斜面にある農園には、昼間は太平洋からの暖かい風が、夜は仁淀ブルーと呼ばれる清流仁淀川から涼しい風が吹き、この寒暖の差によりおいしい新高梨が育つという。
 新高梨は大正4年、梨研究の第一人者である菊池秋雄博士により、東京府立園芸学校玉川果樹園で誕生した。 高知市針木は国内で最も早い昭和5年から栽培を始めた新高梨発祥の地。
 K農園の営業ウーマンであるマダムによると、今年の夏は非常に暑く、台風もたくさん襲来していて、暑い夏に台風のもたらす雨は、作物にとっては大きな恵みになることもある。 昔の新高梨の棚は竹であったが、強い風が吹くと棚ごとに大きく揺れるが、大きな新高梨はびくともしない。 今年の春は4年ぶりに好天に恵まれ、十分に交配することができ、針木の新高梨にとっては少し明るい秋となったが、それでも、夏の高温、少雨、ハクビシンの食害などで、豊作にはなかなか結びつかないが、それなりに「皆様にお届けする梨が収穫できたことに感謝一杯」と話してくれた。
 大きい果物は、大味でおいしさに欠けると一般的に言われるが、新高梨は大きければ大きいほど、本来の味が引き出され、大きなものになると2キロを超え、子供の頭以上の大きさになる。
 K農園では所狭しと収穫された梨が、箱詰めされ、大きさや品質、傷のあるなしで、それぞれ値段が表示されていた。 K農園では、御主人を始め5~6人が作業をされていて、奥様はお客様対応ということで、事細かに説明してくれた。
 同行したY氏は早速、関東の販売先の商品と値段を確認し、地元の道の駅には別途の商品を注文した。 私は、まずおいしそうで手頃な値段の物を選び、知り合いと、東京の家族向けに宅配の伝票に記載し、発送の依頼をさせていただいた。
 K農園のマダムの話からも、年に一回の収穫で左右される一年間の苦労を推察することができるわけだが、直接お話をしてみて、その真剣さを肌身で感じた次第だ。 たかが梨であるが、それを年間手塩にかけて育てる生産者の苦労を感じることができ、大変感銘した一時となった。 多くの農産物の生産者が自然と共生し、その中から生活者が求めるものを栽培し、販売するこの行為の尊さを身に染みて体験することができた。 私も農業を頑張り、今後も努力を重ねることの大事さを改めて実感することができた。

2018年10月05日

66、養鰻(ようまん)(平成30年9月22日)

 大学の先輩で、長くインドネシアでゼネコンの社長をされ、独自の才覚で多くのビジネスを手掛けられているM先輩から、養鰻に関して相談を受けた。 現在、日本の鰻も稚魚が取れなくなり、鰻のかば焼きは高止まりで、なかなか生活者には手が届かなくなってきている。
 調べてみると、最近の鰻の出荷量は、鹿児島県、愛知県、宮崎県、静岡県が多く、大分差が開いて、高知県、徳島県、三重県と続く。 輸入先を見ると、中国が圧倒的に多く、その他では台湾が挙げられる。
 日本で養鰻業を営むには、毎年申請が必要で、許可制になっているとのこと。 高知県には養鰻業者として19社ほど登録されているようである。 養鰻業者は高知県淡水養殖漁業協同組合を組織していて、情報交換等を行っているようだ。
 私は、M先輩から話があったときに、これは面白い話だと感じ、高知県の水産の担当者とお会いしたりして情報を集め始めた。 その中で、地元高知では清流四万十川流域に、有力な養鰻業者を紹介いただき、先日、訪問してきた。 このS社のO社長は業界の代表的なお立場でもあり、素人の私に丁寧に養鰻等に関して御説明いただいた。
 まず初めに、インドネシアからの依頼である「日本の養鰻のノウハウを教えてほしいし、指導に来てほしい」と要望があると伝えると、御本人O社長は7年前に御自分でインドネシアの養鰻場の状況を視察した経験から、まずは勧めないとのこと。 そこから、いろいろなぜなのかを伺うことになった。 その理由は、インドネシアの養鰻池には塩分が強いこと、水が真っ黒で汚く、ホルマリン等を使用していたという状況から、現地の生産者の意識は変わらないだろうとのこと。 日本並みに水質や十分な環境を整えるには、多額の費用が掛かるので、そこまでは整備しないだろうとのことだった。 その後現場を見せていただいたが、それはすばらしい設備で圧倒された。 設備に1億円、運転資金に1億円が必要とのこと。 特に私が感心したのは、病気対策だ。 生き物ですら、野菜や果物と同じで、いろいろな原因で、病気を心配しなければならない。 まずは、ウイルスや害虫対策には水温を34℃まで一週間ほど上げる。 腸の病原菌には餌に薬をまぜる。 等々で、実際には管理者がうなぎの生態を見て何が原因なのか判断できなければならないとのこと。 実際に見せていただいたすばらしいクリーンな施設でも起こりうる、インドネシアでそこまで管理できるか、施設も含めそう簡単ではないと実感した。
 その辺の事情を簡単にM先輩に報告したが、最近の現地の状況は7年前に比べれば大きく進歩しているとのこと。 しかし養鰻業者のO氏によれば、インドネシアの責任者が少なくとも一年来日して研修してほしいとのこと。
 私としては、M先輩からの話を、そのままにしたくないので、何とかまずは責任者が日本へ短期に出張されて、文化的な違いを含め日本の養鰻の状況を確認してほしいと感じている。

2018年09月22日
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