42、新商品開発(ネギ味噌) (平成29年9月20日)

 農産業の六次産業化を目指して取り組んでいる、高知県の農業法人「株式会社土佐龍馬の里」を仲間と経営して4年目に入る。 一次産業として、現在は1町余りの土地で、青ネギを栽培し、根をカットし加工用として地元を含め関西の数社に販売している。 中には、焼き肉やさん等へ直送する場合もある。
 二次産業としては、3年前から、地元の“にんにく”をふんだんに入れた焼き肉のたれ、を地元の生産者に委託して生産している。 三次産業としては、自社の製品を販売する傍ら、高知県内の生産者の農産物を主として首都圏に販売しているので、会社としては6次産業を経営している形にはなっている。
 
 それぞれの、取り扱いを増やしながら、関連商品を開発するように日々模索しているが、自社で栽培している青ネギを使った商品作りを主に検討している。  昨年からの取組では、ネギを自社で刻んで、鉄板にガスボンベを用意して、高知県での各種イベントで“焼きそば”販売している。 焼きそばの味付けは自社のタレで、具の内容はネギをたっぷり入れて、後は地元のオイルサーディン(土佐湾宇佐地区のいわし)で美味しく仕上げた健康焼きそばである。 然し、これはパッケージ化が難しく、マーケットを見てみると大手の商品が安価で多数並んでおり商品化は難しく、当分、イベントで製造販売することになる。
 地元、高知県香美市土佐山田の高校は、生徒の学習の一環で、数々の商品化を検討していて、ヒット商品として“山田饅頭”がある。 先日、校長先生に栽培しているネギを大量にお渡しして、商品開発の材料にしてくださいとお願いしたら、イベントの時にピザのトッピングとして使っていただいたのこと。
 商品化を四苦八苦して、役員同士で検討していたところ、高知の味噌屋D社が、中国産のネギに変えて、わが社のネギを使った、ネギ味噌の試作品を作ってくれた。 D社の社長もわが社のネギを使った方が、香りも味もいいとのことで、なるほど味わってみると、満足できる味である。 官民連携の食品研究会等にも持ち込んだが評判がいいので、現在はこのネギ味噌の商品化に集中している。
 味噌とネギの割合とか、容器、デザイン、販売先、用途等、検討事項が多々ある。 そこで、高知県の機関である“よろず相談所”のK氏が、デザインやネーミングの費用を安く上げるには、「山田高校に依頼して検討してもらったらどうか」とのアドバイスがあったので、早速、サンプルを持って訪ねた。 校長に説明すると喜んでくれて、ぜひ一緒に検討しましょうとのこと。
 この商品を販売することになると、製造者はD社で、デザイン等の協力は山田高校、販売は弊社ということになり、地元でも関心を持ってもらえるのではないかと考えている。
 用途としては、酒のつまみ、“きゅうり”に、“おにぎり”の具としては最高なのではと考えている。後は販売先によっては業務用も検討し、適正価格で利益が出るように詳細を詰めていきたい。

 

2017年09月20日