39、物販の楽しさ (平成29年7月18日)

 以前にもお伝えしたことがありますが、土佐人の一般的な気質は、明るく、親しみやすく、親切なところが、都会とはかなり違うように感じます。 高知の女性は、“はちきん”と呼ばれ(8つの玉)、独立心が強く、だらしのない旦那と解ると簡単に離婚するようです。 シングルマザーとよく出会います。 これは、多くのレベルの高い男性が県外に出てしまっていることにもよるようです。 又、高知は、中山間地区が多く、厳しい環境の中での生活習慣、更には、昔は多くの漁師が遠洋マグロ、カツオ漁に出かけ、長い間、留守をするので、自然と女性の独立心が強くなったのかも知れません。
 土佐の女性のすばらしさを感じるのは、高知での数多く開催される祭りや、通年で、市民や旅行者の宴会場になる“ひろめ市場”です。
梅雨も明けたのかと思われる7月の中旬、4日間、開催された高知城祭りに、夕方から夜の9時にかけて、お城の二ノ丸会場で、仲間と一緒に屋台で“焼きそば”を作り、販売しました。 屋台で販売するのは、それなりに器具を持ち込んだり、食材の準備をしたり慣れないと大変です。 必要なものを忘れると、お城を降りて取りに行かなければなりません。 又、販売商品がどの程度売れるのかの予測が難しく、多くの場合、予測が外れるケースが多いと思われます。 今回も初日は予測の三分の一程しか売れませんでしたが、土曜・日曜の2日間は予想に反して、あっと言う間に、売り切れてしまいました。
 販売の楽しさは、自分で作った“焼きそば”をお客様が、おいしそうと一言って、買ってくれる時や、食べた後で、立ち寄っておいしかったから、土産に家に持ち帰るからもう一つ頂戴と注文してくれる時など、この触れ合いの時が最高に嬉しく、時には世間話に花が咲いて、時を忘れることです。 勿論、時には、食べた後に立ち寄って、少し味が濃かったとか、薄かったとか、率直に伝えてくれるのもありがたいことです。
 レストランを経営している、仲間はビールや牛やポークの串焼きも販売していて、一緒にお客様に対応している訳ですが、特に目立つのは、女性で殆ど男性と同じようにビールを注文する場合が多く、それも、何度も現れる女性が多いことにも驚きます。又、夜分にもかかわらず、かなり年配の女性が多く祭りを楽しんでいることです。若いカップルの場合でも、車を運転するケースが多いので、男性がノンアルコールで女性が生ビールを整然と注文するケースも多く見受けます。 それがごく自然な状況なのが土佐なのでしょうか。
 中には、汗をかいている私に向かって、熱中症に気を付けて、と注意してくれる親切な方や、年寄(私に向かって)休み休みやりなさいよ、とか、親切に声を掛けてくれる。物販を通して様々な触れ合いができることは幸せな限りです。
 夜の9時を過ぎて、当日の手じまいをして、広い城内の車道を降り始めましたが、暗いのと道が凸凹で狭く、何か所も分かれ道があるので、一度、道に迷ってしまい、暗闇の中で出口の方向が全く分からなくなってしまいました。途方に暮れていると、一人の美しい若い女性が私の状況をみて、出口まで案内するから、後をついてきてくださいと車で先導してくれました。高知の女性のすばらしさを身をもって体験することになりました。

2017年07月18日