23、経営コンサルタントと物流 (平成28年9月16日)

 私は、N大手物流会社を定年後フォワーダー(代理業者)の協会と川崎港の港運関係の協会に勤務させていただき、15年前に現在の物流コンサルタントを中心にした会社を立ち上げ現在に至っています。 物流の現場の経験から、米国、中東、アジア(香港を中心)の現地に駐在経験をすることができ、3PL(荷主に対して商品の受発注・在庫管理,情報化まで包括的な物流改革を提案し,一括して物流業務を受託する者)を始め、数々の物流プロジェクトに携わることができました。 通算すると、物流一筋に50年余りの取組をしてきたことになります。 現在もN社からは、参与という辞令を毎年いただき、それなりの活動を続けながら、商工会議所や幾つかの団体の物流・流通のアドバイザーを務めさせていただいています。

  そんな中で最近、国際的な経営コンサルタントが、日本を中心にした物流関連の情報をヒアリングしたいと、かなり頻繁に連絡があります。 グローバル化が進展している中で、日本の物流関連の情報はアジアの中で特に注目されているのでしょうか。 海外から日本の物流事情がなかなか見えにくいのでしょうか。 または、経営コンサルタントとして、当方のようなニュートラルな機関からの情報を得たいと考えているのかもしれません。 言い換えれば、あらゆる物流のユーザーにとって、物流に関する情報は新たに展開する国際戦略にとって、欠かせない要素であるに違いありません。
 ヒアリングのほとんどは、電話インタビューの形式で、一時間で済まない場合は延長するか、改めて、日時を決めて対応する場合もあります。 電話インタビューの場合は、双方がどこにいても良いので、決まった時間だけの拘束で済みますので、大変便利で、お互いに時間の節約になります。 コンサルタントからの問い合わせの内容は、種々様々ですが、今までの経験では、特に対応に困ったことはありません。 問われている内容にもよりますが、物流関連の基礎知識を持たれているコンサルタントは話が進めやすいのですが、物流に余り知識がなく、潜在意識や思い込みが激しい方などは、話が理解してもらえないケースもあり、何回も原点に立ち返って、解説させていただくケースもあります。 今後も、継続的に、現状を直視し、正確な情報から、的確なアドバイスが続けられるよう努力してまいりたいと考えています。

 物流・流通のアドバイザーを継続してきただけに、改めて振り返ると、数々の経験で学んだことが、現在でも役に立つことと、経験に基づく的確なアドバイスができているのかなと自負しています。 さらに、常に新たな課題や疑問に対応することで、現在までの知識と、現状を確認することで、将来の方向性が見えてくる場合が多くあります。
 アップツウデイトな状況と将来展望を語れるのは、長い間に、多くの友人、知人と交流を深めていったことで、それぞれから、違った角度で情報やコメントをいただくことができます。 従って、知人とのネットワークや人脈が、私の事業をささえているといっても過言ではありません。
 現在の農業経営にも、物流・流通のノウハウと経験が少しでも、関係者の役に立つことを嬉しく感じています。

2016年09月16日