21、日本の食は安全なのか? (平成28年8月19日)

 日本の食品は安心・安全と言われてきたが、本当にそうなのか? 色々調べてみると不安な情報を確認することができる。 例えば、農薬使用量が世界のトップは日本らしい、海外で使用を禁止されている農薬も数多く使用され、日本のネオニコチノイド系農薬の使用量では単位面積当たりでは米国の7倍、フランスの2.5倍と世界一の数値になっています。 日本では通常、収穫された農産物は一度洗浄された後に検査されているため、農薬使用量が減らないというのが実態のようです。 中国の食品は危険と危惧されている人は多くいますが、実際は中国よりも1ha当たりの農薬使用量は多く、各都道府県で発表されている残留農薬違反は東日本だけで、中国野菜の違反数を超えているのが現状とのこと。
  国家衛生監督庁(ANVISA)が発表したレポートで、日本国内の果物や野菜等に含まれる残留農薬が1628サンプルのうち36パーセントにあたる589品で検出され、その中の520品で農業用には許可されていない複数の農薬が含まれえたことが判明したとのこと。 化学肥料が農薬と同様に危険性があるということは明確になっており、それと同時に化学肥料による被害報告も激増しているようです。 化学肥料は水に溶けやすく、畑に投入した50パーセント程は地下水や河川に流亡し、環境を汚染している 。 更には、土壌や作物に大量に残った硝酸態窒素(植物が吸収しきれなかった分)は、唾液により亜硝酸態窒素に変化して体内の血液中で酸素を運ぶヘモクロビンの働きを阻害してしまう。 乳幼児だけでなく、その母親が硝酸態窒素の多い草を食べた牛の乳を摂取し、野菜を生のまま食べることで、母乳をへて乳児の体内に入りメトヘモグロビン血症になり、酸欠症状を起こす原因や農薬との複合作用が人体に甚大な悪影響を及ぼす恐れがあり、その他にも牛の大量死等の様々な事例があるため、農薬同様、化学肥料にも厳重な注意が必要です。
 農産物を大量に、見た目の良いものに栽培したいという生産者を化学肥料メーカーや販売事業者がバックアップしてきたために、結果的に消費者に害のある商品を提供することになる。 消費者には知らず知らずの間に体内に有毒な物質を溜め込むことで、多くの弊害が出てくるに違いない。  現在、農産物の生産者や流通企業においても、危機を感じてきており、有機農業に関心が高まりつつある。 しかし現状では農産物の中で、有機栽培で生産されているものは全体の数パーセントにすぎないといわれている。 いったん農薬や化学肥料漬けになった農地はそう簡単に元の自然には戻らないし、農家にとっては雑草との戦いもある。

  何十年も前から、有機栽培、自然食に限られた方々が関心を持たれていたが、最近では多くの消費者が有機栽培の作物、すなわちオーガニックに関心が高まり、首都圏ではオーガニック商品のみを販売する専門のスーパー等が関心を呼んでいる。
 高知県でも県内の生産者の組織で、年末にはオーガニックフェスタ等の開催を計画し、 首都圏のバイヤーを招待し、有機栽培の生産者を増やすための指導や勉強会を、地元のスーパー等と協同して取り組み始めている。 今後は、有機栽培の専門の輸送・流通の仕組みも構築しなければならない。

2016年08月19日