38、高知日本香港協会 (平成29年7月3日)

 香港は中国の一地域ではありますが、香港と世界各国の貿易を促進するために、1966年に設立された政府系機関の「香港貿易発展局」があります。 中小企業を中心とした香港企業に事業機会を提供するとともに、こうした企業が世界中にパートナーを見つけ出せるよう支援しています。 全世界に50ヶ所ほどの拠点を活用して、世界および域内の最新の経済環境や政策動向に対応し、香港と世界各地の中小企業が新たなチャンスをつかむようにサポートしています。
 中国政府が推進する経済圏構想「一帯一路」が巨大な新市場創出に寄与する中、関連した市場情報を提供し、香港を通じて新たな事業機会をナビゲートできるよう、関連したプラットホームを創出しています。

 「日本香港協会」は1988に設立、「香港貿易発展局」の援助の下に設立された「香港ビジネス協会世界連盟(現在、世界30ヶ国、41協会、メンバー数 1万3千人以上)」に所属しており、日本と香港ネットワークを利用し、経済・文化・社会面の交流の輪を広げることを目的に、北海道から沖縄まで国内主要都市11ヶ所に設立され、活動を行っています。
 
 「高知日本香港協会」は昨年5月四国で初めて誕生し、設立1年目を迎えました。 日本の「香港貿易発展局」は、本部東京と大阪事務所があります。 大阪事務所と相談しながら、先月末に1年目の総会に合わせて、講演会と商談会を開催することができました。 

 今回、香港のM大手食品・外食販売のバイヤーを招いて、M社の取組と香港の市場に関しての講演を聴かせて頂いた後で、商談会を開催しました。 20社程が参加して、各自、商品を持ち込んだ上で、商品の特性・優位性・独創性並びに安心・安全で美味しい点を強調しながら、1件1件コメントを頂きました。 今回のKバイヤーは日本語が堪能で昨年から銀座にオフィスを構え、日本からの調達を担当しているだけに、突っ込んだ質問と、香港での販売の可能性や問題点に関して率直に答えてくれました。
 Kバイヤーは高知訪問が初めてということで、一泊2日の短い期間ではありましたが、徹底して、高知の食と素材等の良さを知って頂くために、精力的に案内させていただきました。
 鶏の種類でいえば大国ともいえる土佐、天然記念物の軍鶏を食していただき、日本一生産量を誇る上質の生姜、メロンやスイカ、イチゴのハウス、カツオ、マグロの水産会社、高知のスーパーでの産直市等々。きっと興味を持たれて、今後また来ていただけると願っています。

 日本が生鮮品や食品加工品等を一番輸出している地域は、香港のようです。
 高知に居ながらにして、香港の市場を感じることができ、これからの継続的なビジネス促進の可能性を感じることができました。 参加した高知の生産者も手ごたえを感じたようで、主催者としても嬉しい限りでした。 今後も協会が生産者の香港へのプラットホームとしての役割を果たして行きたいと決意をしたところです。
 現在、高知から個別には、様々なルートで香港の市場へ商品が届けられている訳ですが、今後は、輸出のインフラが不十分な高知県としては、できるだけ輸送ルートを絞り込み、効率的で、安全・安心で輸送コストや輸送日数が満足できる仕組みを構築することが肝心と考えています。

2017年07月03日