18、B級グルメの開発  (平成28年7月1日)

 家庭の台所であまり調理しない傾向が増え、カット野菜や簡単に調理できる食材のニーズが急速に増大している。 家庭のみならず、レストランや飲食店でも、店であまり時間を掛けないで調理でき、それなりの店の特色を出せる食材を求めている。 それぞれの販売先向けに、加工工場でカットしたり、加工をしたりして、レストラン等に販売している。 カットされたネギはレストランの厨房では、パスタに入れ、吸い物や、各種料理のトッピングとして出されている。

 今、栽培・販売している青ネギの出荷先は加工工場で、外側のかなりの部分を廃棄処理している。 これらを何かの加工品として利用すれば、原料費は仕分けに必要な人件費程度で、付加価値を生み出すことができる。 今後は、この青ネギと地元の特産物であるニラや生姜を利用して、ネギ油やネギソース等を開発することを手掛け、出来れば、冷凍パスタや冷凍チャーハンが製品化できないかと検討している。
 問題は製品化する過程で、大手食品会社の大掛かりな設備で大量生産する仕組みと競合しなければならない。 現状では、かなり厳しい中での加工施設への投資が必要になる。 中小企業や農家の加工食品の中には、大手に負けない特色があり人気商品もある、それらを市場競争において、勝ち残れるようにするための施策は無いものだろうか。

 国内のみならず、海外へ日本のB級グルメとして、日本の食材の安全・安心で、尚且つ美味しいという強みを生かし、商品加工施設や流通加工施設を共同使用できる仕組みを構築して、輸出できればと考えている。 これを実現するためには、農産物、海産物の生産者、各種加工業者、各種加工施設、流通加工輸出センター、国内・海外での販売拠点等が一丸となって取り組まなければならない。 また、この仕組みの中で欠かせないのが、アイデアを生かした商品開発部門である。 これを地域ぐるみや県単位で取り組むことができれば、大きな雇用と産業振興に大きな役割を果たすことができるに違いない。
 地方の活性化策として、全国各地域で特産物の開発に力を入れている市町村が多い。 この仕組みの基本的なスタンスは、地域の第一次産業を支援することで取り組まなければならない。

 優れた製品ができれば、食糧自給率を高め、日本の優れた加工食品の開発が進めば、海外での日本の食材を生かしたレストランやスーパーマーケットへの主要な販売製品になるに違いない。
 流通・物流の仕組みの構築は難しくないが、開発の過程においては3PLやロジスティクスのノウハウが必須になる。

2016年07月01日