17、加工食品開発  (平成28年5月20日)

 高知県は山海川の自然環境に恵まれ、食品資源としても多種多様なものが揃い、尚且つ、新鮮な食品が揃うので、高知県人は、かなり食に拘る文化が根付いているように思われる。
 高知県人が日常よく食べる、カツオや、クジラにしても、すべてが高知でとれるわけではなく、新鮮で味良ければ高知で売れるということになり、自然と味の良いものが集まってくるのではないでしょうか。 私自身も関東からこちらへ住むようになって、高知の味付けの特性はあるものの、大変おいしいと日ごろから感じています。

 今回ご紹介するのは、高知県の産学官連携で取り組んでいる事例で、土佐FBC(フード・ビジネス・クリエーター:高知県の食料産業の中核を担う専門人材及び高知県の食料産業の拡充に資する基礎人材を養成)と呼ばれ、今月は高知の大手スーパーF店で、スーパーの協力で4日間「高知いいものうまいもの展」展示即売会を開催している。
 弊社は、2年前から売り出している、地元のニンニクが沢山入っている無添加の焼き肉のたれ「にんにくやきにく極めたれ」と朝どれの「青ネギ」を好評発売しています。
 他には、土佐の秋の味覚で南国市特産の四方竹の加工品(切り口が四角に近いことからその名)秋にしか味わえなかった旬の味覚を、特別な製法でとりたての鮮やかな色と新鮮な風味を閉じ込めている逸品です。
 一級河川、物部川の上流で、すべて手作りで農薬を一切使用していない、厳選された「ゆず」の皮を使って、マーマレード、ゆず皮佃煮、ほんのり苦さがクセになるゆず皮菓子。 
 すでに全国的に知られている宿毛特産の土佐柑橘「直七」(香酢柑橘の一種スダチの仲間)をさらに開発し、新商品の商品群を続けているもの。 サラダ、刺身、餃子、生ガキ等の料理に“チョイかけ”で風味が生きる逸品です。 最近では、カクテル、焼酎等に、香りとまろやかな酸味が人気の新商品も開発されています。
 さらには、高知は各種のお茶が栽培・加工されていて、小規模の農家は販路拡大のために出店している。 ハブ茶や、きしまめ茶は親しまれている。 地元JAも各種お茶の加工品等に力をいれている。  変わったところでは、高知が最大の生産地である生姜を練り込んだチョコレートは健康に良いのだとか。

 これら以外にも、多くの取り組みがなされている中で、今後は、加工工場の整備や流通拠点の整備も必要になるので、生産・加工が効率よく、経費が抑えられるような仕組みを構築していく必要がある。 一次産品がそのまま消費者に届けられる時代は過ぎて、いかに家庭の手間を省き、安価に、安全で美味しい食生活ができるかの時代になっている。 高知県としてもB級グルメの開発、海外への輸出製品の開発は今後欠かせない。

2016年05月20日