10、土佐文旦 (平成28年1月29日)

 毎年、この時期になると、高知ではあちこちで、黄色く色づいた、直径15センチ程の土佐文旦(とさぶんたん)を産直市やスーパー、果物屋、土佐の日曜市と、あちこちで見られる。
 文旦とは南方原産で、ザボンやグレープフルーツは文旦の仲間のようです。 土佐文旦は元々、鹿児島県にあったのが原木と言われていて、中身が美味しいので、特に味にうるさい高知県で栽培が盛んとなり、生産量1万トン中9割以上が高知県で生産されていると言われている。 そのうち約50パーセントが高知市の西、土佐市産で、品質が良いものがとれるそうです。  
 高いものは、1個(約700g)が1500円ほどで売られる、しかし味は良くても器量の良くないものは、10キログラム1500円程度の価格で手に入れることがでる。 なんとも言えない美味しい味と香りが魅力的だ。

 この時期、首都圏の店頭には数多くの柑橘が出回るので、文旦は四国・関西圏以外ではあまり知られていないようだ。  文旦の生産者の何軒かに相談すると、出荷時期は地域によって1月中旬から2月中旬以降とのことだった。 先日、取引先に文旦の出荷ができる時期になったと伝えると、ぜひ関東の売り場で、文旦を広めたいので送って欲しいと要望がきました。
  取引先が求める安価なものが、選別して早めに出荷できる生産者があったので、早速、軽トラックで300キログラムほど購入しました。 N社のターミナルで使用済みの段ボールをいただき、20キログラムを1ケースにして、15ケース路線便で出荷しました。  取引先は、皮を剥いて、フルーツ・バスケットにして販売し、消費者に文且の美味しい味を知って貰おうと取り組んでいるらしい。  文旦生産者に聞いてみると、多くの生産者がホームページなどで、個人から注文を受け、かなりの割合で固定客を持っているようです。 S果樹園は通年で多くの柑橘を生産していて、土佐文旦の後は、小夏、ハウスでの水晶文旦等、出荷が切れることはないようです、さすがに高知の夏は暑すぎるので、その時期の出荷は少々休むとのことでした。 S果樹園では、1万件以上の顧客リストがあり、リピーターが大半とのことでした。 味は年度によって差があるようで、美味しい年にはその年に何度も注文をしてくる方もいて、贈答品として数多く注文される場合も多く、生産のかなりの量が個人向け通販で販売されているようです。  さらには、産地では立派な文旦を一個一個、土佐和紙でできた巾着袋に入れて、高価な贈答品としても出荷しています。

 我々は生産者の実態を今年は調査、研究して、来年、この分担の物流・流通を組み立て、一つの経営の柱にならないかと考えている。 この文旦そのものだけではなく、皮を使った、マーマレードや化粧品、果汁等の加工品も多く販売されている。 我々も新規に加工品の開発も検討し、もちろん、輸出も関係者と相談したい。

2016年01月29日