08、鉄道輸送の再検討 (平成27年12月16日)

 高知県から首都圏への小口農産物の輸送に関して、宅配便に代わる輸送を検討しているが、運賃負担力のない、言い換えれば商品の値段に比べて運賃がかなりの比重を占めることから、いくつかの方法を比較してみる必要がある。  ご承知のように、高知県は東西に長く、産地が県内全域に広がっているところから、時間をかけて、徐々に集荷体制を固めていく必要があります。 また、農産物ゆえに、天候や季節に作用されるために、柔軟性と複数の輸送手段を常に検討しなければならないところですが、現状ではトラック輸送に絞らざるを得ない状況です。
 
 高知県の鉄道輸送については、オフレールステーションが、高知市内の港近くにあり、そこからは関西、中部、関東に向けては、高松駅まで陸送される。農産物をJRコンテナに入れると、6パレットほど入り、1才箱にして、500ケースほど運ぶことが出来る。 6パレットにまとまれば、鉄道輸送はコスト的にはメリットがあるが、輸送日数に関して中継駅が入るために、1日から2日日数が余計かかることに なる。  JRリサーチ会社の報告によると、最近は、トラック・ドライバー不足の影響などから、鉄道輸送へのモーダルシフトについて注目が集まっているとのことで、農産物の輸送は「大ロット」で「長距離」という特徴のほか、他の貨物と違い「輸送中の温度管理」や「輸送中の振動・衝撃からの保護」などを有する輸送品質管理面を重視する傾向があるとのこと。

 高知県に関しては、ハウス栽培が多く、青果物・花きは年間を通じて全国へ鉄道で出荷されていて、出荷が特に多いのは12月からよく6月で、きゅうり、なす、ピーマン、みょうが、などが北海道や景品地区向けに発送されていて、定時・定量輸送という鉄道コンテナのメリットを生かしているとのこと。
 今後、まずは鉄道コンテナに6パレットの貨物を常時集められるような体勢をとっていきたいと考えています。12月からが温暖な高知の農産物に期待が高まるので、この時期から体制を整え年間を通して消費地に安定して農産物を届けられるようにしたいものです。

2015年12月16日