36、地域起こしの活動 (平成29年6月1日)

 郷里である高知県土佐山田に2年程滞在して、地元の皆様とも多くの触れ合いができています。 高知県各地の農産物生産者との繫がりから、高知県や高知市の自治体や企業の皆様との交流が中心ですが、かなり遠隔の地域との関係も増えてきました。
 
 私どもで販売している焼き肉のたれ「にんにくやきにく極めたれ」には容量の20%ほどニンニクが入っています。 地元、土佐山田のニンニクを使用していますが、最近殆ど手に入らなくなり困っていました。 せっかく、販売が伸びてきている段階で生産を停止するわけにはいかず、もちろん、市場に頼めば、中国産等の安いニンニクは手に入りますが、高知県の原料に拘っている製品だけに、どうしても地元のニンニクが必要なわけで、あちこちニンニクの生産者を探していました。 いよいよ困って、一度、知り合いの仲買から、市場で30キロ程の取れたてのニンニクを購入した。 加工・製造してくれるK食品へ持ち込むには、玉のニンニクをばらしてある程度乾燥させなければならないので、その作業をする経験はあった。 ところが、そのニンニクは安いだけに玉をばらしたときの、一辺、一辺が細かく、加工には不向きと思われた。
 
 その様な状況の中で、私がニンニクを探しているのを知人から聞いたということで、高知市から車で西へ一時間ほど須崎市安和地区の集落活動センターの3人が訪ねてきてくれました。 
 この地域も、少子化により、保育園、小学校が統廃合の危機にあり、人口減少に伴い伝統文化の継承、コミュニティ活動の維持が困難になりつつある課題を抱え、地域の教育・保育をまもり、活力を取り戻す取り組みを開始している中で、たまたま、地域の特産を開発しようと昨年からニンニクの生産を地域の活動として取り組み始めたとのことでした。
 もちろん、活動している方々が、ニンニクの栽培の経験があるわけではなく、農業指導員に確認しながら栽培を始めたようで、話の中で、栽培に素人の私に乾燥の仕方等を聞かれたりするので困った場面にも遭遇した。
 5月中旬には収穫作業をするというので、早速、現地を訪問させてもらった。 4、5人の方々が畑で私を迎えてくれて、彼らも初めての収穫で色々対話しながら今後について相談し、その一部を購入させていただくことにした。 始めての栽培にもかかわらず、ニンニクはそれなりに大きく育ったものも多く、市場で購入したものに比べれば上等と判断できた。 今後も、できれば毎年、契約で栽培してもらえばありがたいと感じている。
 
 その時、5月末に、地元の特産品である枇杷を収穫するイベントがあるとゆうので、これにもこの地域との交流を深めたいと感じ、参加させてもらった。 地元の観光・交流活動として、土佐湾に面した高台にある土讃線・安和駅を起点として、幾つかのハイキングコースを設定して、時折イベントを開催しているとのこと。 今回は約2時間のコースで途中、あちこち土佐湾に面して日向の傾斜に、鈴なりになっている袋を被った枇杷畑の景色を見ながら歩き、指定された場所で枇杷を収穫してその場でいただいたり、お土産に貰ったり、楽しい交流のひと時を過ごさせてもらった。 2、3日したら、活動センターから、参加のお礼の心温まる葉書が届いた。

2017年06月01日