48、第2回高知オーガニックフェスタ (平成29年12月18日)

 昨年に引き続き、平成29年12月17日に「第2回高知オーガニックフェスタ」が“サンピアセリーズ”で開催された。 スローガンは、地域の生態系を維持・利用活用し、自然と共存する。そんな有機農業の考えに共感する人たちの集まり、楽しく交流できる場としている。 この催し物は、地域で取り組んでいる日頃のオーガニック活動が一堂に確認できる場でもある。

 知り合いの方々の様子を紹介すると。
・ 弊社近くに一級河川の物部川があり、その流域の生産者「高知ものべ川有機農業推進協議会」がある。 今年も10件ほどのニンジンの生産者がその味を競う試食会も開催され、多くの方が生の刻まれたニンジンをかじりながら投票する。 私は判別するのが難しい中で、甘みが乗った食べやすいニンジンに投票してみた。
・ 同年配の友人Y氏は、首都圏へ良質のトマト等を販売している。 忙しい中で、会場へトマトを持ち込み試食販売した。 乳酸菌を使用した栽培方法に賛同した来場者はまとめ買いするなどして、アッという間に売り切れてしまつた。
・ 家族で高知へ移住し農業を営んでいるYO氏は、何時ものようにカボチャ、キャベツ、ニンジン、等々沢山の種類の野菜やレモングラスなども持ち込み、来場者に有機栽培の良さを伝えながら販売に忙しい。
・ オーガニック・マーケットでいつも暖かい有機コーヒーを販売しているN氏も参加していて、独特の雰囲気でコーヒーづくりと販売を楽しみながら参加していた。
・ 中土佐町から参加している干物やのO氏は、美味しい干物を販売している。私も工場で干物づくりのイベントに参加したことがあり、関心があるので販売状況を見ていたら、これもあっという間に売り切れてしまった。
・ 毎週土曜日に高知市内の池公園で開催されている、オーガニック・マーケットに参加している皆さんも大勢参加していている。
・ 地元のスーパー山田ショッピングセンター(全部で3店舗)の皆様は、地元の農家の野菜や果物を「かかし市」として特別にスペースを設け、平素から地元生産との関係を深めながら、オーガニック生産者の支援もしている。 今回もかなりのスペースを使って元気よく地元の農産物をアピールしていた。 また、近隣の高校生も参加して有機弁当の販売を手伝っていた。

 午後の三時過ぎからは、フォーラムの講演会が開催され、オーガニックに関する情報を得ることができた。 講師の奥田政行氏(オーナーシェフ)は地元の食材を利用することで地域の活性化に繋がり、そのことが料理人の醍醐味だと語り。 法政大学の小川教授は、2020年のオリンピックを目の前にして、オーガニックに関心が集まってきており、日本の有機JASは世界のGAPの基準とほぼ同じと考えて良いと話されたので、多くの生産者は安堵したと思われる。 また、世界的な傾向として動物性の食品が減少し、これからは植物中心とした食品が重要視されるとのこと。 ベジタリアンやビーガンと呼ばれる人々の割合が欧米では特に増えているとのこと。 また、世界の大手食品メーカーは肉を大豆から生産し、多くの食材が更に植物から作られることになるだろうとのこと。 その中で、日本の強みは、豆腐や発酵食品を古くから食材にしていることで、これらの日本の技術はこれから益々注目されるらしい。 これらを聞くと我々農業生産者の立場も重要性を増すに違いないと感じる。

2017年12月18日