65、健康寿命と平均寿命 (平成30年9月13日)

 昭和16年10月生まれの私は、間もなく77歳(喜寿)になる。 お陰様で、かなり無理をした時期もあったが、両親から受け継いだ健康な体は現在も元気で過ごさせていただいている。 友人からは元気だねといわれ、初めての方には10歳から5歳若く見られることが多く、そのたびに自己満足しているが、実際は老化を感じるときが度々ある。
 長く続けているテニスを、若い方々とプレーしていると身のこなしが全然違うことがわかる。 最近特に深酒をすると翌日に残り、胃腸が疲れていて回復に時間がかかる。 これは当たり前のことなのだろうが、自分自身はいつまでも若々しくいれるという妄想に駆られている。
 当たり前のことだが、老化は加齢とともに生じる自然現象で、誰もが避けることはできない。 さらには、高血圧や動脈症、糖尿病、がんや認知症などの発症リスクが高まるため、注意と対策が重要である。 自分も主治医に、血圧が高い糖尿病に近づいているといわれると反発したくなるが、医者は事実を伝えているに違いない。

 最近、特に「健康寿命」ということが話題になっている。 「健康寿命」とは、身体に問題がなく生活ができる期間のことだ。 この「健康寿命」と「平均寿命」の差が、医療や介護に頼らないと生活できなくなることで、それは、男性で9.02年間、女性では12.4年間もあり、寝たきり状態などもここに含まれる。 つまりこの間を、不自由な状態で過ごすことになる。 さらに、この「健康寿命」は、ここ10数年間ほとんど伸びていない。 超高齢化社会を迎え、このことが問題・課題となる。 既に高齢な我々は、元気な若い方々が今の若いうちにこのことに注力して、長年の生活習慣が大きく影響することを意識し、「健康寿命」を伸ばすことを心がけてほしいと念ずるとともに、既に高齢といわれる我々も少しでも「健康寿命」を伸ばすよう心掛けたい。

 そこで大切なのが食生活だ。 老化に伴い、腸の機能も全般的に低下してくる。 一般的に、年齢とともに腸の弾力性が弱まり、機能が低下し、そこに運動不足や食事内容の変化に伴い便秘になりやすくなり、そうなると腸内細菌のバランスが崩れ悪玉菌が増加して、腸内環境が悪化するようだ。
 そこで、腸内細菌のバランスを保つためには、発酵食品の摂取が有効とされている。 醬油、みそ、漬物などの植物由来の発酵食品が見直されている。 発酵食品の摂取状況や、それによる腸内細菌のよしあしは、健康だけでなく、見た目の老化とも深く関わっているようだ。 老化は誰にとっても避けられない現象だが、それを遅らせるためには、日頃から食生活に気をつける必要がある。
 我々も、おいしく頂ける発酵食品を、新商品として開発するように日々努力していきたいと考えている。日本にはお陰様で多くの発酵食品があるので、これらを大切にしながら健康寿命を延ばそう。

2018年09月13日